2021.9.1工場騒音(機械騒音)対策
職場音ストレスが与える影響やその対処法|職場音の種類も
職場で聞こえてくるさまざまな音にストレスを感じる、という声を社内で耳にしたことはありませんか?
機械が作動する音で会話すらできないという場合はもちろん、オフィスのキーボードを叩く音がストレスにつながることもあるでしょう。
今回の記事では、職場音にはどのような音があるのか、そして職場音が与える影響と対処法について詳しく解説していきます。
仕事に集中しながら長い時間を過ごす職場。
その環境を整えることは、心身の健康維持に加え、仕事の質を高める上でも重要なポイントになります。
よりよいパフォーマンスのために職場環境を改善したいという方は、ぜひ参考にしてください。
職場で聞こえる音
職場では多種多様な音が聞こえてきます。
工場などであれば、機械が動作する音。
オフィスであれば、キーボードを叩く音やボールペンをノックする音。
そして電話やミーティング、接客中など人の話し声もありふれています。
オープンオフィスの職場音は60~65デシベル程度とされており、人がストレスを感じないと言われる40~50デシベルよりも高いレベルです。
さらに工場では、カラオケの店内や犬が吠える声と同程度とされる、90デシベルを超えた音が発生する環境で仕事をしなければいけない場面もあります。
音の大小に関わらず、半数以上の人がストレスに感じると言われている職場音。
職場での音は、働く人々にどのような影響を与えているのでしょうか?
職場音からの影響
職場音による影響には、どのようなものがあるのでしょうか?
最近ではテレワークが広まっているため、オフィスや工場などだけでなく在宅勤務の際にも音に悩まされることがあるでしょう。
ここでは、それぞれの影響について見ていきましょう。
オフィスや工場などの職場音からの影響
職場音が「うるさい」と感じた段階で、周りが気になって集中力が下がったり、ストレスがたまったり、イライラした気分になったりするでしょう。
影響はそれだけにとどまらず、職場音にさらされ続けることにより血圧や心拍数の上昇、聴力の低下や耳鳴りにつながってしまう可能性もあります。
また、職場音により重要な情報や警告音が聞き取れないといった状況になってしまうと、事故に繋がってしまう恐れもでてきますし、過度な職場音が継続すると、これまで見てきたような身体的な部分だけでなく、睡眠不足など精神的な面でダメージが出てくることもあるでしょう。
こういった事態をさけるため、職場音にはきちんと対処していくことが大切です。
在宅勤務で聞こえる音からの影響
職場音の影響を受けるのは、オフィスや工場などに限ったことではありません。
最近では、在宅勤務を取り入れている企業が増えており、自宅を職場とする方も多くいます。
在宅勤務では、オフィスや工場で聞くものとは音の種類が異なります。
在宅勤務で聞こえる主な音は、生活音や家族の声、外からの音などです。
生活音は、掃除機をかける音や洗濯機が回る音、食器を洗う音、ペットの鳴き声などがあります。
ほかには、家族が見ているテレビの音や、突然鳴る玄関のチャイム音なども聞こえるでしょう。
家族の声は、直接話しかけられるときの声だけでなく、少し離れたところで聞こえる家族同士の会話なども含まれます。
パートナーとお互いに在宅勤務をしている場合には、パートナーのオンライン会議の声、PCのキーボードを叩く音やクリック音なども気になるかもしれません。
これらの音は、オフィスや工場で仕事をしているときと同様に、ストレスやイライラの原因や集中力の妨げとなります。
また、オンライン会議の場合には、内容が全く聞き取れず会議にほとんど参加できないなど、仕事自体に大きな支障をきたす可能性もあります。
職場音への対処法
オフィスや工場などで勤務している場合と在宅勤務の場合では、職場音への対処法として異なる部分があります。
それぞれの対処法について以下にまとめましたので、参考にしてください。
オフィスや工場などにおける対処法
すぐにできてコストも低い職場音への対処法は、耳栓をすることです。
工場では作業をする際に耳栓の着用を義務づけている所もありますから、その有用性がうかがえます。
しかしこの方法は、周囲の指示や相談が聞こえづらくなってしまうので、耳栓を付けるときは事前に周知しましょう。
オフィスでの職場音対策としては、パーティションや個室を設置することが挙げられます。
最近では、吸音性に優れた素材を使用した移動可能なパーティションやブース、卓上に置くだけで雑音を減少させる折りたたみ式のボックスなどもあります。
より詳しいオフィスの防音方法を知りたい方は、下記記事でも紹介していますので、参考になさってください。
また、機械を取り扱う場での根本的な対処法としては、機械自体に騒音対策を施すという手もあります。
機械の種類や大小に関わらず幅広く対応可能なので、この場合はまず、専門業者へ相談してみましょう。
専門の業者へ依頼すると、事前に騒音測定をした上で具体的な案を提案してくれます。
あなたのニーズに合った職場音への対策ができるので、騒音対策に腰を据えたい方におすすめです。
在宅勤務における対処法
在宅勤務中の環境を整えるためには、家族の協力が必要になります。
なかでもオンライン会議中などは、生活音や家族の声が大きいと会議の相手に聞こえてしまうこともあるでしょう。
そのため、家族のなかでルールを決めておき、集中して行いたい仕事がある場合には家族にしっかりと伝えておくのがおすすめです。
オフィスや工場などの対処法と同様、アイテムを使ってすぐにできる対処法もあります。最も簡単にできるのは、耳栓をすることです。
最近では、ノイズキャンセリング機能を持ったデジタル耳栓なども販売されています。
イヤホン型の耳栓で、呼びかけや着信音などの必要な音以外をカットしてくれるため、生活音や外からの音が気になる方におすすめです。
また、BGMが流れている方が集中できるという場合には、インストゥルメンタルや洋楽などのBGMを流すのも1つの手です。
生活音があまり気にならなくなるでしょう。
在宅勤務の場合には、生活空間とは別の仕事に集中できるような空間を作ることも対処法として挙げられます。
空間の工夫のなかですぐにできるのは、吸音効果のある素材でデスクの周りを囲うことです。
しかし、仕事空間がリビングである場合、あまりにしっかりとした吸音材を設置してしまうと見た目上の問題も出てきます。
リビングといった共有空間の場合は、収納可能なパーティションタイプを使うといいでしょう。
また、話し声より大きな音を軽減する防音カーテンを使った防音対策もあります。
防音カーテンのほかに、つっぱりポールやS字フックがあれば設置が可能です。
これらの防音対策の際に、意外に見落とされがちなのが床です。
床がフローリングの場合、反響により同じ室内で発生した音が大きく聞こるという特徴があります。
フローリングの床には、ラグやカーペットを敷くと反響音を抑えることができます。
これは、ラグやカーペットの毛足が長いほど効果的です。
ほかには、防音パネルで小さな部屋を作ったり、防音ルームを設置したりといった対処法もあります。
ただ、在宅勤務における防音対策は、自分で簡単にDIYできるものとそうでないものがあります。
大がかりなものは、専門業者に依頼するといいでしょう。
防音で重要な吸音と遮音の違いとは
防音の方法として吸音と遮音があります。
騒音のある環境を対策するには、この違いを理解して適切な対処方法を押さえておくとよいでしょう。
下記記事では、二つの防音方法の違いをまとめています。
興味のある方は参考になさってください。
防音効果のある素材の種類
防音を行ううえで、防音効果の高い素材を選ぶことも重要といえます。
騒音対策のシーンに合わせた適切な素材の選び方を下記の記事で紹介しています。
防音をより効果的に行いたいとお考えの方は、ぜひご一読ください。
騒音対策をして快適な仕事環境を目指そう
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで職場音ストレスとその対策がご理解いただけたと思います。
より快適な仕事環境のために、あなたの会社に合った騒音対策を考えてみましょう。
岐阜プラスチック工業では、工場やオフィスでの騒音対策をお考えの方のニーズに合わせた最適なご提案をしております。
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