2022.2.24オフィス騒音対策
防音パーティションの具体的な効果や使用に適した場面を紹介
防音対策にはさまざまな方法がありますが、なかでも防音パーティションを設置する方法は人気が高く多くの場面で取り入れられています。
オフィスや店舗などで、防音パーティションが設置されている場面を見たことがある方も多いことでしょう。
そこで本記事では、防音パーティションの具体的な効果や使用に適したさまざまな場面を紹介します。 防音対策を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
防音パーティションの効果
防音パーティション(吸音パーティション)とは、吸音性が高い素材を使用したパーティションのことです。
音を吸収する役割があるため、音漏れを防ぎたい場所に設置することで、パーティションに囲まれた範囲の物音や話し声などが外の区画に漏れにくくなります。
また、音の反響を抑える効果もあるので、シアタールームや音楽教室に設置することで、クリアな音が聞こえる環境を作ることも可能です。
メーカーやサイズにもよりますが、安価な防音パーティションであれば2万円ほどで購入できるため、経済的にもそこまで大きな負担になることがありません。
そのため、大きな音が出やすい場面や周囲の騒音が気になる場面など、さまざまな場所に設置ができることから、防音対策のなかでも高い人気があります。
防音パーティションの特徴
防音パーティションを設置することによる防音対策は、他の方法にはないような、さまざまな特徴があります。
防音パーティションの特徴は以下のとおりです。
特徴①:工事が不要
防音パーティションは、設置するだけで音を抑えられる防音対策です。
工事の手間がかからず、場所を選ばずに防音対策ができる方法として高い人気があります。
汚れた場合の掃除や不要になった際の取り外しも簡単にできるので、メンテナンスに手間がかからないというメリットもあります。
また、大型のタイプはキャスターがついているものが多いため移動も簡単にできるという点も特徴です。
特徴②:サイズ展開が豊富
防音パーティションにはさまざまなサイズがあります。
天井まで高さがある大型のタイプもあれば、デスクの周囲やパソコンの周りに限定して設置するような小型のタイプなど、サイズ展開や種類が豊富です。
そのため、音を抑えたい場所や行動に合わせて、適切なサイズのものを選んで設置することで、費用や手間を抑えて防音対策が行えるという点も大きな特徴です。
特徴③:目隠し効果
防音パーティションのなかには、天井近くまで高さがあるような大型のタイプがあります。
大型のパーティションを設置すれば、同じ部屋のなかでも任意の空間だけを区切ることで目隠し効果が得られます。
視覚と聴覚の2点からプライベートを守ることができるため、パーティションを設置するだけで応接スペースや会議スペースなどを作ることが可能です。
防音パーティションを設置するおすすめの場面4選
防音パーティションを設置することで、音による周囲の人への影響を減らすだけではなく、快適な日常生活を過ごせる効果が期待できます。
防音パーティションの設置場所としておすすめの場面を以下で具体的に紹介します。
場面①:オフィス
会議や電話など、さまざまな音が気になるオフィスには、防音パーティションを設置することをおすすめします。
防音パーティションには、防音効果だけではなく目隠しの効果もあるため、防音パーティションを設置することで部署やチームを分けることも可能です。
また、重要性が高い会話が多い場合は、吸音性が高い防音パーティションを囲って設置することで簡易的な会議室が作成できます。
場面②:寝室
オフィスだけではなく、自宅でも防音パーティションは活用できます。
なかでも、近隣の住民の声や電車の音などの騒音が気になって眠れなくなっている場合、寝室に防音パーティションを設置することで高い効果が期待できます。
寝室の窓や壁に防音パーティションを設置することで、自宅外から聞こえる騒音を抑えられるようになり、寝つきや睡眠の質がよくなることでしょう。
また、自宅の外からの音だけではなく、家族のいびきや歯ぎしり、就寝時間の違いよるドアの開閉音といった生活音で目が覚めることも珍しくありません。
このような場合は、ベッドとベッドの間や音が聞こえてくる方向に防音パーティションを設置することで、生活音があまり気にならなくなるでしょう。
場面③:シアタールーム・オーディオルーム
映画や音楽を楽しむために、自宅にシアタールームやオーディオルームを作っている方もいらっしゃることでしょう。
防音パーティションは、ほかの部屋にいる家族や近隣住民への音漏れを防ぐだけではなく、音の反響を防ぐことにより音質を高める効果が期待できます。
そのため、大音量で映画や音楽を鑑賞するためには、防音パーティションを設置することは効果的な方法だといえるでしょう。
ただし、吸音性の高い防音パーティションを導入しても、設置されているパーティションの数が少ない場合や音があまりにも大きい場合は、周囲に音漏れがする場合があります。
そのため、適切なパーティションの数やサイズ、音量などを確認しましょう。
場面④:楽器を演奏する部屋
自宅でピアノやギターなどの楽器を演奏している方も多いのではないでしょうか。
音が小さな楽器であれば気にならない場合もありますが、ピアノやエレキギター、ドラムなどの音が大きい楽器は音漏れを起こしやすいという特徴があります。
上記のシアタールームやオーディオルームと同様に、防音パーティションを設置することで、ほかの部屋にいる家族や近隣住民への音漏れを防ぐ効果が期待できます。
注意点として、楽器を演奏する部屋に防音パーティションを設置する際は、吸音性が高すぎるものは選ばないほうがよいでしょう。
演奏の音が吸収されすぎてしまうと、「音が思うように響かない」「外で演奏した時と違う音に聞こえる」といったように、演奏に違和感が生じることがあります。
そのため、吸音性と音漏れのバランスを考えて、防音パーティションを選んだほうがよいでしょう。
防音パーティション以外のおすすめの3つの防音対策
「防音パーティションよりもコストを抑えて防音対策を行いたい」「徹底的に防音対策を行いたい」という場合は、防音パーティション以外の防音対策も視野に入れましょう。
防音パーティション以外の防音対策には以下のような方法があります。
方法①:防音マット・カーペット
子どもがまだ小さくて走り回ることが多い場合は、下の階に音が響くことがあります。
そんなときは防音マットや防音カーペットなどを敷くことで、下の階への音漏れを防ぎやすくなります。
低反発素材が使われた防音マットや防音カーペットを選ぶと、より足音を抑えやすくなるのでおすすめです。
方法②:防音カーテン
簡単にできる防音対策としては、防音カーテンを設置する方法も効果的です。
防音カーテンには遮音材が含まれているので、音の大きさが酷くなければ、音漏れや騒音を防ぐ効果が期待できます。
防音カーテンは、窓の大きさに合ったサイズを選ぶことで効果が高まるので、事前に窓の大きさを確認しておくようにしましょう。
方法③:防音室
「防音対策を行ったが、近所の騒音がどうしても気になる」 「大音量で音楽や楽器の演奏を楽しみたい」 という場合は、上記で紹介した防音対策では不十分かもしれません。
もし、徹底した防音対策を行いたい場合は、専門の業者に依頼して防音室を作る方法も視野に入れてみましょう。
防音工事は、すでにある部屋の壁や床に防音工事を施す方法だけではなく、庭や駐車場の空いたスペースに防音室を作るという方法もあります。
それぞれ工事の費用や納期は大きく異なるので、自分に合った方法を選んでみてもよいかもしれません。
防音パーティションを設置することで仕事の質や日常生活の改善が期待できる
いかがでしたでしょうか。
数ある防音対策のなかでも、防音パーティションは比較的手間がかからず、低コストで実施できる方法です。
騒音が気になって眠れない場合や、オフィスで会議をするスペースが必要な場合などは、防音パーティションを設置することで環境の改善が期待できます。
もし、防音パーティションを設置しても音漏れが気になる場合は、業者に防音工事を依頼する方法も視野に入れるとよいでしょう。
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