2021.9.1音の特性
音の伝わり方と衝撃音の種類。空気伝搬音と固体伝搬音の違いとは
音にはそれぞれ伝わり方があり、それによって騒音の対策方法が異なります。
今回は、騒音を改善したいと考えている企業様向けに、空気伝搬音をはじめ、音の伝わり方や衝撃音の種類を解説します。
空気伝搬音
空気伝搬音とは、音が空気中に放射され、空気の振動として伝わる音のこと。
たとえば、さまざまな外部騒音や設備機器などの騒音、壁や窓などを透過して伝わる音がそれに当たります。
固体伝搬音
固体伝搬音とは、建物などに衝撃が与えられて振動し、伝わった先で、空気中に放出される音のことをいいます。 例えば、床を歩いた時の音、ドアの開閉音、物が落ちた時の音や、機器などの稼働音などがそれに当たります。
床の振動
固体伝搬音として知られている床の振動を、一例に挙げてみましょう。
たとえば、床を歩いた時にマンションの両隣や上下階のほか、斜め上下など直接面していないフロアにも音が伝わることがあります。
その理由は、個体伝搬音の密度が気体や液体よりも高いため、遠く離れた場所からの音でも、十分な強度を保って伝わるからです。
そのため、床の振動のような個体伝搬音は、空気伝搬音よりもコントロールが難しいケースが多いとされています。
液体伝搬音
そのほか、個体伝搬音のひとつに、水などの中に生じる液体伝搬音があります。
液体伝搬音は気体と同じように流動的な性質を持ちあわせているのが特徴です。
また、弾性率(外部から力を加えたときに生じる弾性変化の応力とひずみの割合)が、空気中よりも水中のほうが大きいといった特徴もあります。
そのため、空気中よりも、水中のほうが4~5倍のスピードで音が伝わるのです。
さらに、水中の音は空気中と比べて、伝搬経路が複雑であるため弱まりにくく、遠くまで伝わる性質があります。
重量床衝撃音
重量床衝撃音とは、床衝撃音のひとつで、重い物による衝撃音を指します。 日常でいうと、タンスやテーブルなどを運び、床に置いた時のズシンという音、子どもが走ったり飛び跳ねたりした時に下の階に伝わる音がそれに当たります。
軽量床衝撃音
軽量床衝撃音とは、床衝撃音のひとつで、軽くて小さな物による衝撃音を指します。 日常でいうと、硬貨やカトラリーが落下した時の音、履物でいうとヒールやスリッパなどの足音などがそれに当たります。
音の伝わり方や種類によって、対策方法も異なる
いかがでしたでしょうか? この記事を読んでいただくことで、音の伝わり方や衝撃音の種類がご理解いただけたと思います。
音は、伝わり方や種類によって対策方法も異なります。
騒音対策をする際は、まず気になる音が何を原因として発せられているのかを確認してみましょう。
特に工場の設備は、大きな騒音が起こりやすいといえます。
設備ごとの防音方法を記事にまとめていますので興味のある方は参考になさってください。
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