2021.7.16

防音性能の指標・D値って何?Dr値との違いや等級の目安

工場など、比較的大きな音が出やすい設備を自社で所有する際、やはり気になるのは近隣への音の影響ではないでしょうか?
特に当該の設備が市街地の近くにあるような場合、トラブルに発展してしまう可能性もあるため、防音対策をしっかり行う必要が出てきます。
既存の設備に対する防音を検討している、もしくはこれから建設に着手する場合や、これまで防音対策についてはノータッチだったという方は、まずは基本的な用語を理解するところから始めましょう。
今回は、自社設備の防音対策にお悩みの方に向けて、遮音性を表すD値・Dr値という用語や遮音性能の目安を解説します。
防音対策についてお悩みの方は、ぜひご覧ください。

 

 

D値とDr値とは

D値(Dr値)とは、壁や建物の遮音性能を示す遮音等級のことです。
隣り合う部屋同士(2室間)の遮音性能を評価するための指標として設定され、「D-65」「D-60」というように数字によって等級を表します。
壁から入っていく音(入射音)が、壁を通り抜けたあと(透過音)ではどれくらい小さくなるか=遮断するかを測定し、差分となるdBを指標化したものがD値(Dr値)となります。
マンションなど遮音性能が重要視される建物においても、D値(Dr値)が尺度として使用されます。

 

2つの違いは?

D値はJIS(日本産業規格、以下JIS)A1419「建築物及び建築部材の遮音性能の評価方法」にて、1992年に規定されたものです。
一方Dr値は、JISA1419が2000年に改定された際に、「D値」から変更となった表記です。
そのため、D値とDr値は同じ意味として捉えても構いません。
ぜひ覚えておきましょう。

 

 

遮音性能の目安

次に、遮音性能の目安について見ていきましょう。
D値は、その数字が大きくなるほど遮音性に優れているとされます。
数値と、それに準ずる目安は以下の通りです。

遮音性能の数値の目安
・D-65…ピアノやステレオなどの大きい音は通常では聞こえず、TVや一般的な会話も聞こえないレベル
・D-60…ピアノやステレオなどの大きい音はほとんど聞こえず、TVや一般的な会話は聞こえないレベル
・D-55…ピアノやステレオなどの大きい音がかすかに聞こえるが、TVや一般的な会話は通常では聞こえないレベル
・D-50…ピアノやステレオなどの大きい音は小さく聞こえるが、TVや一般的な会話はほとんど聞こえないレベル
・D-45…ピアノやステレオなどの大きい音がかなり聞こえるが、TVや一般的な会話はかすかに聞こえるレベル
・D-40…ピアノやステレオなどから流れる曲がはっきり分かり、TVや一般的な会話が小さく聞こえるレベル
・D-35…ピアノやステレオなどから流れる曲がよく聞こえ、TVや一般的な会話もかなり聞こえるレベル
・D-30…ピアノやステレオなどから流れる曲が大変よく聞こえ、TVや一般的な会話の内容が分かってしまうレベル
・D-25…ピアノやステレオなどから流れる曲がうるさいと感じられ、TVや一般的な会話の内容がはっきり分かってしまうレベル
・D-20…ピアノやステレオなどから流れる曲に対しかなりうるさいと感じ、TVや一般的な会話の内容がよく聞こえるレベル
・D-15…ピアノやステレオなどから流れる曲に対し大変うるさいと感じ、TVや一般的な会話の内容がつつぬけレベル

 

楽器を使う場合で考えると、ピアノ室ならD-50~55程度、低音が出るドラムなどを置く部屋ではD-65~70ほどまでをクリアする防音設備だと良いでしょう。
しかし、これらはあくまで目安であり、環境や音の大きさ、音の感じ方によっても変わります。
防音性の高い設備を導入する際には、設置予定の場所や周囲の音の大きさを必ず事前に測定するようにしましょう。

 

 

音の大きさにあった防音性能のものを選びましょう

今回は、遮音性能を表すD値・Dr値や遮音性能の目安について解説してきました。
自社にとって防音・騒音対策が必要か判断する材料となりましたでしょうか?
防音設備を導入する際は、対策したい音の大きさに最適な防音性能のものを選んでください。

工場の防音対策・防音パネルをご検討の方は、岐阜プラスチックのテクセルセイントへぜひお気軽にご相談ください!

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    TECCELL事業部営業部(代表)