2021.12.28オフィス騒音対策
【防音対策】オフィスパーティションはどんなものを選べばいい?
オフィスで仕事をしていると、いろいろと音が気になることはありませんか?
会議室の話し声が漏れてきたり、コピー機の音が不快だったり…一度気になると、集中できないこともあるかもしれません。
そこでおすすめしたいのが、防音パーティションの導入です。
防音パーティションを設置することで、気になる音の軽減が期待できます。
今回の記事では、防音の要素やパーティションの素材などを確認し、オフィスの防音にはどんなパーティションが向いているか紹介しています。
「オフィスにパーティションを設置しているけれど防音効果を改善したい」とお悩みをお持ちの方、「パーティションで本当に防音ができるの?」と疑問をお持ちの方は、必見です。
目次
防音の3要素とは
防音とひとことで言っても、3つの要素があり、それぞれ特徴が異なります。
防音パーティションを導入するにあたっても、防音の要素を踏まえておいた方がより適切なものを選べるでしょう。
まずは、防音の要素についてお伝えします。
- <防音の3要素>
- ・吸音
- ・遮音
- ・防振
ではこれら3つの要素について、詳しく見ていきましょう。
要素1.吸音
吸音効果のあるパーティションは、音を吸収する特徴があります。
細かい穴が音を吸収し、その中で拡散するため、音が小さくなるのです。
音を吸収することで、不快な反響音を抑制させたり、残響音を調整したり、音漏れを防ぐといった効果が期待できます。
吸音材の素材には、グラスウールやウレタンフォーム、ウレタンスポンジなどが使われることが多いです。
吸音パーティションは、オフィスで「会議するときに音が反響して聞き取りにくい」といったケースや、音楽や音を扱う際に「音響を調整したい」といった場面で活躍します。
反響音を調整することで、声が明瞭になって聞き取りやすくなり、スムーズな会議進行に一役買ってくれるでしょう。
ただし、吸音性が高くなりすぎてしまうと、反響音が全く無くなり、不自然に聞こえてしまう場合もあります。
要素2.遮音
遮音効果のあるパーティションは、音を跳ね返すことで音の通過を軽減します。
遮音効果に特に優れた素材としては、面密度が高く重量のある、コンクリートや鉄板、石膏などが挙げられるでしょう。
しかし、施工面や価格を考慮し、遮音シートや石膏ボードを組み合わせて使用するケースが多くなっています。
遮音材は、音漏れ防止に効果的ですが、音をそのまま跳ね返すため反響音が大きくなってしまう点に注意が必要です。
音漏れを防げるため、会議や打ち合わせの内容を周囲に聞かれたくないときに役立ちます。
機密事項やプライベートに関わる内容の場合、外には漏らしたくないものです。
遮音効果のあるパーティションで、秘密を守ります。
ただ、遮音性を高めすぎてしまわないようにしましょう。
前述した通り、遮音パーティションは音を跳ね返すので、遮音性が高くなりすぎると音の反響も大きくなります。
そのため、かえって会話が聞き取りにくい、音が変化するといった可能性もあるのです。
要素3.防振
防振とは、振動を防ぐことです。
振動を抑えられれば、振動による音の発生の軽減にもつながります。
防振材は、ゴムやコルクで作られていることが多く、主に防振マットとして販売されています。
オフィスでは、「足音を小さくしたい」「下の階への影響を抑えたい」といったケースで、防振材の活用が有効でしょう。
ほかにも、ピアノの演奏や工事といった振動を伴うシーンで活躍します。
オフィスでよく使用されているパーティションの素材とその防音効果
オフィスで導入されているパーティションの素材は、おもに3つあります。
- <パーティションの素材>
- ・スチール製
- ・アルミニウム製
- ・ガラス製
これらが、パーティションの代表的な素材です。
それぞれの素材には、違った特徴や性質があります。
防音性能はもちろん、コストや工事の有無、重量などに違いがあるのです。
特徴や性質を踏まえた上で、どんな素材のパーティションにするか検討してみてください。
素材1.スチール
スチール製の防音パーティションは、高い遮音性が特徴で、しっかり防音したい場所やスペースに最適です。
カラーや仕様のバリエーションが豊富なものが多く、オフィスの雰囲気や景観を損なうことなく設置しやすいでしょう。
遮音性だけでなく、優れた耐熱性や耐震性もあります。
一般的にも、スチール製のパーティションが選ばれやすい傾向にあるようです。
注意したいのが、スチール製は重量があるということ。
そのため、運搬や設置が簡単にはできない側面があります。
また、天井や床に固定して使用することが多いので、工事も必要です。
素材2.アルミニウム
軽量で簡単に設置しやすいのが、アルミニウム製のパーティションです。
価格も比較的安価になっています。
施工にも時間がかからないため、予算を抑えてスピーディーに設置したい場合に向いています。
また、移動しやすいのでレイアウトも変更可能です。
ただ、アルミニウム製のパーティションは、スチール製より防音効果がやや劣ってしまいます。
また、アルミフレームが見えてしまうためデザイン性は低く、バリエーションも少なめです。
耐熱性も低く、ビルによっては使用できない場合もあるでしょう。
素材3.ガラス
ガラス製のパーティションの大きな特徴は、オシャレな見た目です。
向こう側が見えるため、開放的な空間を演出できます。
2枚のガラスの間に防音効果のある特殊フィルムを挟み込んだ商品もあり、デザイン性と防音性を兼ね備えたパーティションも販売されています。
ガラス製のパーティションは、価格や施工が高額になってしまうのが難点です。
また、厚みがあるガラスだと、その場でカットして調整することができません。
事前に施工業者との綿密な打ち合わせや、正確な採寸が必要になるでしょう。
おすすめパーティションは吸音パーティション
オフィスで使用する場合には、吸音パーティションがおすすめです。
吸音パーティションを設置することで、室内の反響音を軽減し、人の声が聞き取りやすくなります。
さらに、周囲への音漏れも抑制できます。
まさに会議や商談といったシーンにピッタリでしょう。
近年増加している、テレビ電話を使った会議にも適しています。
ほかにも、パソコンのサーバーやコピー機など機械の動作音対策にも有効です。
パーティションで機械の周りを囲んだり、隔てたりすることで、不快な音が聞こえにくくなるでしょう。
人の話し声や不快な音が軽減されることで、働きやすい環境作りにもつながります。
パーティションにあると嬉しい機能
防音効果があることはもちろん、可動や組み合わせができる機能があると、さらに便利です。
商品によっては直線やL字型、T字型、十字型などに連結できます。
仕切りや囲いとして幅広い組み合わせが可能なので、使用したい場所の広さや人数によって柔軟に対応できます。
また、持ち手があるか、軽量素材かなども確認してみましょう。
移動や組み合わせの際、重かったり持ち上げにくかったりすると作業が大変です。
中には、オプションでキャスター付きの安定脚が販売されている商品もあるので、購入の際に検討してみてもいいかもしれません。
ほかにも、折りたたみできたりマグネットで連結できたりと、さまざまな工夫が凝らされている商品も。
防音性能と併せて、機能性もチェックしてみましょう。
目的別にパーティションを選びましょう
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、防音の要素やパーティションの素材、オフィスの防音対策に向いているパーティションについてお伝えしてきました。
要素や素材には、それぞれ特徴があることもご理解いただけたかと思います。
効果的に防音対策するには、目的に合わせ、防音の要素や素材、機能性を考慮することが重要です。
この記事を参考に、パーティション選びのヒントにしてみてください。
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