2021.12.28オフィス騒音対策
オフィスの音問題について。対策と気になる効果とは
オフィスで作業に集中したい時、パソコンのタイピング音や人の雑談などの環境音が聞こえてきて、気が散ってしまう。
会議室や応接スペースなどにいる時、隣の部屋の会話が丸聞こえだった。
みなさんは、オフィスにいる時にそのような経験はありませんか?
あらゆる音が自然に聞こえてくることから、オフィス内にはさまざまな音問題が潜んでいることが分かります。
この記事では、オフィスの音問題にお困りの方に向けて、対策方法や対策によってどのような効果が期待できるかを紹介していきます。
オフィスの音に関する問題点をしっかりと把握し、自社ではどのような対策ができそうなのか、ぜひ検討材料にしてください。
オフィスで働く人が感じる音の問題とは
はじめに、オフィスで働く人が感じる音の問題について、どのような例があるのか紹介します。
どのような音が人にストレスを与え、どんな心配事につながるのでしょうか。
応接スペースや会議室の音漏れ
大勢の人が集まり、一日のうち長時間を過ごすオフィス内。
気になる音の代表といえば、さまざまな音漏れです。
応接スペースや会議室にいると、隣の部屋の声が筒抜けで、自分たちの話も隣の部屋まで聞こえているのではないかと心配になりますね。
また、最近は時間効率の観点から出張を控える傾向もあり、会議室でWEB会議やテレビ会議が行われる機会も増えました。
WEB会議は、全員が聞こえやすい大きさに調整するのが難しかったり、音を大きくし過ぎると音漏れが気になったりする、というような心配事もあるようです。
オフィスでの音漏れの問題点は、「うるさい」「イライラ」するという集中を阻害することに限らず、情報が他人に漏れてしまうという危険もあります。
パソコンのタイピング音、貧乏ゆすり、独り言
オフィス内で働く人が感じる音といえば、さまざまな雑音・操作音、他人の話し声などの環境音も気になるものです。
静かなオフィスでは、パソコンのタイピング音やコピー機などの機械音が耳障りになることも。
また、他の社員の話し声、咳払い、貧乏ゆすり、独り言などの音に嫌悪感を抱くこともあります。
これらは同僚や上司といった人間が発しているケースが多いため、止めたり、注意したりしづらい場合もあるでしょう。
結果的に、仕事への集中力が妨げられ、業務効率が下がってしまうということも起きているかもしれません。
オフィスでの音問題への対策方法
オフィスでの音問題に対しては、どのような対策方法があるのでしょうか。
工事が必要なものから、すぐに取り入れられるものまで、対策方法を5つご紹介します。
対策1. パーティションを設置
1つ目は、パーティション(仕切り)を設置することです。
パーティションを設置することで、外部からの騒音や隣の部屋からの音漏れを防ぎ、仕事に集中できる環境をつくれます。
パーティションのような仕切りは天井まで届く高さの壁ができるので、遮音性に優れているのが特徴といえるでしょう。
パーティションは簡易的に設置できる壁なので、狭いオフィス内でもスペースを区切ることも可能。
また、キャスターで動かせるタイプなど、用途に合わせてさまざまな種類があります。
対策2. 吸音や防音の壁、パネルを採用
2つ目は、吸音や防音の壁、パネルを採用することです。
吸音・防音の壁に工事を施すこともできますが、特別な工事をすることなく、取り付けが簡単にできる防音パネルなどの製品も販売されています。
大勢の人が集まり、音が響きやすい会議室などに取り入れることで、反響音を軽減し、コミュニケーションを円滑にすることも期待できます。
対策3. 二重窓を取りつける
3つ目は、二重窓を取りつけることです。
オフィスの外からの騒音が気になる場合は、内窓を設置して二重窓にするのも良いでしょう。
窓と窓の間に空気の層ができて、音が反復することで音が外に伝わるのを抑止します。
音の対策のみならず、窓の遮熱性や断熱性も期待できるので、寒い日や暑い日などにもオフィスで快適に過ごせるメリットも生まれるでしょう。
対策4. 床に防音のカーペットを敷く
4つ目に、床に防音のカーペットを敷くことです。
これは、床にヒールや靴が当たる「カツカツ」という音を抑えたり、階下への防音を緩和したりする効果が期待できます。
硬い床材にカーペットを敷くことで、より音を吸収することが可能です。
吸音・静音性のあるカーペットを敷くと、リラックス効果や作業への集中力が高められるともいわれています。
対策5. 防音カーテンを付ける
5つ目は、防音カーテンを付けることです。
これは、今まで紹介した中でも最も簡易的な方法といえるでしょう。
防音効果のあるカーテンを取りつけると、カーテンを閉めるだけで簡単に防音ができます。
完璧な遮音は難しいですが、部屋と部屋のすき間をカーテンで減らすことにより、音によるストレス緩和につながるでしょう。
実際にどのような効果が出るのか
オフィスの音問題が解決することで、どのような効果が出るでしょうか。
実際にどのような効果があるのか、2つの観点からご紹介します。
社員の生産性が向上する
音問題を解決することで期待できるのは、まず、社員の生産性向上です。
長時間仕事をする執務スペースや大勢の社員が集まる会議室・応接スペース。
それらへの防音対策は、仕事への集中力アップや、社員同士のコミュニケーションが円滑になることなどが期待できます。
また、WEB会議での時間削減やハウリング防止などにもつながるでしょう。
プライバシー保護、機密情報の漏洩を防げる
防音対策に取り組むことで、個人のプライバシー保護や会社の機密情報漏洩防止につながるというのも重要なポイントです。
会議室や応接スペースでの会話では、たくさんのプライバシー情報が飛び交っています。
個人のプライバシーを守るためにも、音問題の対策は重要といえるでしょう。
また、金融・保険系、医療系などの職場は、顧客のプライバシー保護の観点から、防音ブースを設ける企業も多いそうです。
また、取引先や顧客と会話する応接スペースや社長室などは、企業の機密情報についても会話される場所です。
それらの部屋に関しては、特に情報漏洩防止のために防音対策を施すことが重要となります。
オフィスの音問題は重要検討事項。しっかり対策しよう
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことでオフィスの音問題、その対策方法についてご理解いただけたと思います。
オフィスの音問題は、そこで働く社員の生産性向上やプライバシー保護、しいては企業の機密情報の漏洩防止にもつながる重要検討事項です。
対策方法を理解して、さらに働きやすいオフィス環境づくりを目指していきましょう。
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