2021.9.1

洗浄ブロワの騒音対策|騒音となる原因と対策のポイント

洗浄ブロワとは、風圧によってゴミや埃などを吹き飛ばし除去する清掃の役割のほかに、冷却や乾燥源としての役割も担う機械のことです。

一般家庭から商業施設、工場設備まで重要な役割を担う機械として使用されている一方、高速化や大容量化された洗浄ブロワによる騒音が問題視されています。

洗浄ブロワの騒音問題については、公害や職場環境改善の面から早急に対応をしなければならないと考えている企業様も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、洗浄ブロワを検討する企業様、もしくはすでにお持ちで騒音に悩んでいる方のために、洗浄ブロワの騒音対策のポイントを解説していきます。

 

目次

 

洗浄ブロワとは

 

洗浄ブロワは、さまざまな種類のあるブロワ(Blower)の一種。

ブロワとは、水処理や焼却炉、オゾン発生装置など幅広い用途で、送風や冷却、換気・排気などに使われる装置のことです。

 

今回はさまざまな用途で使用されているブロワのうち、各種洗浄のために使用されている「洗浄ブロワ」について解説していきます。

 

洗浄ブロワとは、清掃や冷却・乾燥源としての役割を担うブロアです。

 

持ち運べるタイプの洗浄ブロワは、枯れ葉や木くず、コンクリート粉などを風力で吹き飛ばして除去するために使用されています。

携帯できる利便性から、一般家庭から施設まで幅広い場面で活用されているタイプです。

 

一方、備えつけタイプの洗浄ブロワは、工場設備として使用されることが多いでしょう。

ベルトコンベアに載せられたパーツや商品などが洗浄ブロワを通ることで、付着したゴミや埃を吹き飛ばします。

また、風圧によって水切りを行ったり、冷却・乾燥源としても使われたりします。

 

洗浄ブロワから発生する音とは

 
洗浄ブロワのもととなるブロワは、空気圧を利用した装置です。
「JISB0132送風機・圧縮機用語」では、圧力上昇が100kPaを超えるものを圧縮機、100kPa以下のものを送風機と定めています。
送風機のなかでも、圧力上昇が10kPaを超えるものをブロワ、10kPa以下のものをファンと呼ぶのです。 圧力上昇が10kPaを超えるブロワのひとつに、洗浄ブロワが含まれます。 洗浄ブロワには、さまざまな種類があるため、しくみもさまざまです。
洗浄ブロワから音が発生する原因を理解するために、まずは空気圧を発生させるしくみとして遠心式を取りあげて解説します。 遠心式のブロワには多翼型とターボ型があります。
 

多翼型

多翼型は、エアコンやダクト換気、冷却などの用途で使用されているタイプです。

回転軸に対して、まっすぐな流れの向きとなっています。 羽根の向きは、回転方向に対して前向きとなっているのが一般的です。
 

ターボ型

ターボ型は、ドライヤーや掃除機などに使用されているタイプです。 低流量・高圧力という特徴があります。

多翼型と同様に回転軸に対して、まっすぐな流れの向きとなっています。 羽根の向きは、回転方向に対して後ろ向きとなっているのが一般的です。
どちらのタイプも、大きなモーターを取りつけて回転させています。 吸いこまれた空気は、内部にある羽根車が回転する遠心力で圧縮され、高圧空気として外へ排出されます。 そのさいに、騒音が発生するのです。
 

騒音の原因

 
一般的なブロワから発生する音が騒音となる原因として、以下の4つが挙げられます。 洗浄ブロワにも同様のことが挙げられる場合があるため、参考にしてください。
 

原因1|回転音

ケーシング舌部と羽根車が物理的にぶつかったり、干渉したりすることで起こる音です。

 

原因2|渦流音

ケーシング内部と羽根流路の乱れによる音です。

 

原因3|異常音

軸受部分などに異常が生じたりすることで起こる音です。

 

原因4|振動音

羽根がバランスを保てないことで振動が起き、騒音の原因となる場合もあります。 以上が、洗浄ブロワから発生する音が騒音となる原因の一例です。

 

洗浄ブロワの騒音問題

 

使用する目的や場面に合わせて風力やサイズの異なる洗浄ブロワですが、近年は高速化や大容量化などのために、必然的に発生騒音が大きくなっています。

ブロワが発生させる騒音には、「パーツ同士の干渉による回転音」や「機械内部の渦流音」、「パーツの剛性不足から空力的な力によって生じた振動」などが原因です。

ブロワ自体が一般的に空気の搬送を主目的としているため、吸込側もしくは吐出側が開口していることが多く、発生した騒音がそのまま空気中に放出されるのです。

これら洗浄ブロワの騒音問題は、公害や職場環境に対する配慮から、防がなければならない課題でもあります。

 

洗浄ブロワの騒音対策のポイント

 

では、具体的にどのような騒音対策をすればよいのでしょうか。

ポイントは、「機械本体の周囲を防音カバーなどで囲う」「地面や電気コードなど余計な振動につながりそうなものを遠ざける」の2点です。

 

持ち運べるタイプの洗浄ブロワの場合、騒音対策は難しいですが、工場設備としての洗浄ブロワの場合は、以下の方法が挙げられます。

 

<洗浄ブロワの騒音対策>

  • ・吸込口や吐出口を中心に洗浄ブロワ自体を防音カバーや防音用ボックスで囲う
  • ・振動による共鳴を防ぐため、洗浄ブロワの下に防振用の台を敷く
  • ・合成ゴム製の防振継手を使用する
  • ・ダクトや配管各部に配管の防音ラギングを施す

 

さまざまな方法がありますが、効果的に防音するには、自社が持つ洗浄ブロアの形や現状を把握し、より効果的な防音方法を選ぶ必要があるでしょう。

 

洗浄ブロワの騒音対策は業者へ任せよう

 

今回は、洗浄ブロワの騒音対策について解説してきました。

自社にとって、どのような騒音対策がよいのか判断する材料となりましたでしょうか?

洗浄ブロアの騒音を確実に減らしたいのであれば、専門業者に依頼することがおすすめです。

騒音対策1000社以上の信頼と実績で、設計~施工まで一貫して対応いたします。

工場の騒音対策・防音パネルをご検討の方は、岐阜プラスチックのテクセルセイントへぜひお気軽にご相談ください!

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TECCELL事業部営業部(代表)