2021.9.1

防音吸音材の選び方は?設置方法別の選び方と素材ごとの特徴

工場や施設などで発生する騒音を外に漏らさないため、または職場環境改善のためなど、さまざまな理由で防音対策を行っている企業様も多いと思います。

防音対策では中音域の防音が大切とされており、音を通しにくくする「遮音材」とともに、反響音の軽減や残響時間の調整を行う「防音吸音材」との組み合わせが必要です。

ただ、防音吸音材の種類は多く、どのようなものが適しているのか悩んでいる企業様もいらっしゃることでしょう。

そこで今回は、設置方法別の防音吸音材の選び方を紹介します。

防音を考えている企業様はもちろん、現在行っている防音をさらに強化したい企業様にも参考となる記事となっているため、ぜひご一読ください。

 

目次

 

固定する場合

使用する用途や設置場所によって、選ぶ防音吸音材は異なります。

今回は、防音吸音材を「固定する場合」と「固定しない場合」に分けて見ていきましょう。

 

工場や施設全体を防音する内装仕上げ材タイプ

 

工場や施設の天井、壁などに貼る場合は、内装仕上げ材として貼るタイプの防音吸音材がおすすめです。

防音のほかに断熱材としても使用されるグラスウールや、人体に優しいポリエステル繊維などの繊維系吸音材が代表的です。

どちらもコストパフォーマンスがよく、単体で使えない代わりに変形しやすいため、板状やロール状に加工して使えます。

 

音源を発生する機械自体を囲うボックスタイプ

 

小型のブロワから大型の粗粉砕機まで、音源を発生する機械自体を防音吸音材で囲うことで、幅広い音域での吸音が可能です。

作業が必要な機械については、作業員が出入りできるドアのあるタイプがおすすめ。

ウレタンフォームに代表される軟質ウレタン吸音材は、非常に大きなサイズで生産されており、取扱業者も多いため、工場や施設それぞれの状況に対応しやすでしょう。

 

囲えない機械にはパーテーションタイプ

 

密栓機のような囲えないレイアウトの場合は、パーテーションタイプの防音吸音材もおすすめです。

機械に沿うようにパーテーションを設置することで、効果的な防音が期待できます。

ウレタンフォームやグラスウールなどさまざまな防音吸音材を組み合わせることで、相乗効果が期待でき、幅広い音域も吸音可能となります。

耐薬品性を求めるなら架橋ポリエチレンフォーム吸音材、耐久性や衝撃の強さを求めるなら合成ゴムスポンジ系吸音材もおすすめです。

 

固定しない場合

 

「固定しない場合」の防音吸音材は移動や収納が簡単なため、レイアウトに合わせたフレキシブルな使い方が可能です。

 

キャスター式のパーテーションタイプ

 

工場内の作業スペースを囲ったり、会議室の間切りとして並べたりなど、さまざまなシーンに合わせて設置できます。

異なる繊維で織られた素材や、ダンボール素材、ヘルムホルツ共鳴原理を利用した有孔ボードなど、豊富な防音吸音材があります。

 

簡易的なブースタイプ

 

施行が必要な防音ブースは高額すぎると悩まれている企業様には、作業者の周りを囲うブースもおすすめです。

防音効果をより高めるために、研磨剤でも知られるメラミンフォーム吸音材を張り付けるのもよいでしょう。

メラミンフォーム吸音材は軽量のため扱いやすく、また変色しづらい白色と灰色のため、意匠を損ないにくい防音吸音材です。

一般的な断熱材とほぼ同じ性能をもつ断熱性能があることから、保湿と吸音両方の利点を持ち合わせています。

 

折りたたみ式の卓上タイプ

 

収納に便利な折りたたみ式の卓上タイプは、パソコン機器や作業デスクの周りだけをパーテーションで囲むため、フリーアドレス環境に適しています。

軽くて薄いフェルト素材の防音吸音材がおすすめです。

吸音性があることはもちろん、フェルト生地のため、メモ用紙などを押しピンで貼り付けることもできます。

 

シーンと効果を見極めて防音材を選びましょう

 

いかがでしたでしょうか?

本記事を読んでいただくことで、設置方法別の防音吸音材の選び方がご理解いただけたと思います。

使用するシーンと効果を見極めて選び、より効果的に防音対策を行いましょう。

 

 

 

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    TECCELL事業部営業部(代表)